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退職者面談

病院は入退職が多い。特に看護師が多い。大きな理由は看護師不足が多くの病院で起こっており、退職をしても高望みをしなければ行くところはいくらでもあるからだ。


看護師が減る事で業務負担が増える事はもちろん、収入の一つ要素である施設基準が維持出来なくなり売り上げが大きく減ると言う事もある。看護師の採用は紹介会社を通すと一人につき100万円程度掛かる。また、育成にも時間が掛かる。


看護師の年間の退職率は病院により異なるが5%~15%程度にもなる。3月、夏期賞与、冬期賞与の前には、その退職の動向を探るのも年間の恒例作業となる。各病棟師長や看護部長にしてみると頭の痛いところである。


この看護師の離職対策にはそれぞれの病院でご苦労されている事と思う。この退職を減らす対策の一つとして、退職者面談が有効である。


この退職者面談は、所属長、看護部長、第3者の人事担当者で行うのが望ましい。正確に退職の原因を読み取り、原因次第では遺留も出来るし、慰留出来なくてもその理由となる原因を無くす事で、退職者を確実に減らす事になる。


例えば、その理由の中では、師長と合わないと言った事があり、その師長の報告だけで退職が決定し、後からその師長に多くの問題がある事が分かると言った事も少なく無いのである。よって、その三者構成でそれぞれ面談を行い、退職の原因を探り改善すると共にデータベース化して行く事が求められる。何も看護部だけの話では無い。この結果を院長、事務長、看護部長、人事で共有する事である。


photo-ac.com/からの画像


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